"My Own McKinsey"
ジェネラルコンサルタントと呼ばれるビジネスアナリスト、ジュニアアソシエイトやアソシエイトには、「所属部門・部署」はありません。また、「辞令」や「配属」、「転勤命令」もありません。マッキンゼー・アンド・カンパニーは、プロフェッショナルとして働く者のキャリアは、誰かに指示されて形成されるものではなく、自ら設計し組み立てていくものであると考えています。一人ひとりの目標を自分で立てること。その道筋を自分で設計すること。他と自分を比べることなく、自分の選んだ道を自らの努力により着実に進むこと。
"My Own McKinsey" - 社内で多くのコンサルタントが口にする言葉です。
「組織目標の達成のために個人がある」のではなく、「個々人のキャリア・ゴールを支援する」ために、マッキンゼー・アンド・カンパニーは独立したプロフェッショナルのための 「場」を提供したいと考えています。
専門分野の確立
入社時には、自分の専門分野を固定的にとらえる必要はありません。大学・大学院での専攻や、前職での経験と同様の分野で一流になりたいと考える者もあれば、全く異なる分野にチャレンジしたいと考える者、また、数年は様々な分野を経験した上で、自分の専門分野を確立したいと考える者もいます。マッキンゼー・アンド・カンパニーという組織が、個人のキャリア選択について、指示・コントロールすることは一切ありません。
マネージャーになると、すべてのコンサルタントが、自ら選択した分野において、一定の知見を持ち、専門性を追求していくことを期待されます。マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、グローバルに活動する各種のプラクティス(研究グループ)が組織され、トレーニングや情報共有のネットワークが運営されており、各人が自らの専門分野を確立・強化することを支援しています。
キャリアパス
マッキンゼー・アンド・カンパニーのキャリアパスの基本は、成果主義(Meritocracy = メリトクラシー)です。何歳か、何年在籍したかではなく、何を成し遂げたかによって評価されます。 "Promote when ready"と言われ、一つ上の役目を果たすための能力がついたと判断されると、年次に関係なく次の役割が与えられます。
ビジネスアナリスト
- ビジネスアナリストは、プロジェクトの課題解決の個別分野を担当します。情報収集、その分析において中心的な役割を果たすだけではなく、顧客メンバーとの協業、プロジェクトの最終提案のとりまとめ、および顧客企業の経営者へのプレゼンテーションも担当します。
- 3年目以降は、そのままアソシエイト、マネージャーへと社内でキャリアを積んでいく者のほか、アソシエイトになる前に留学支援制度を利用してビジネススクールへ留学する者、外部でリーダーシップ経験を積む者、また、海外オフィスで活躍する者もいます。
ジュニアアソシエイト、アソシエイト
- ジュニアアソシエイト、アソシエイトは、上記同様、プロジェクト課題解決の個別分野の担当から取り組みをはじめます。その後、プロジェクト全体にわたり、課題の特定、仮説の設定・検証、顧客企業社内や外部でのインタビュー、海外からの情報収集・分析、最終提案のとりまとめなどに取り組みます。
プロジェクトのアサインメント
新人コンサルタントは、約1ヶ月の集中基礎トレーニング期間の後、1年間は、新人コンサルタントの育成を担当するチームがアサインするプロジェクトに参画します。
2年目からのプロジェクトのアサインメントは、グローバルに導入されている"Preference Based Staffing" という制度に則り、各コンサルタントが、自らの長期的なキャリア開発計画や個々人の関心分野に基づいて、自ら希望するプロジェクトを申請します。パートナー(プリンシパル、ディレクター)はすべての顧客企業に最大の価値を提供できるよう、各コンサルタントの経験、スキルレベル、チーム構成のバランスなどを考慮し、最終的なアサインメントを決定します。
海外での活動機会
個々人のキャリアプランと希望に基づき、グローバルに活躍できる舞台が多く存在します。例えば、中国企業の日本進出、日本企業の中国戦略のプロジェクトでは、日本と中国オフィスの共同チームが編成され、日本企業と欧米企業の合併マネジメントやジョイント・ベンチャーの経営支援であれば、欧米各オフィスと日本オフィスの共同チームとなります。
海外オフィスへのトランスファー(転勤)も、本人の希望に基づいて実施されます。トランスファーは、現地でのコンサルティング業務に支障のない語学力に加え、日本支社において1年以上働き、基本的スキルを修得したと認められるコンサルタントが対象となります。
トレーニング
マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタントのバックグラウンドは様々です。職務経験の有無や専門・前職分野の違いにかかわらず、全員が業務に必要な基礎知識や、コミュニケーション・スキル等を迅速に習得できるよう、十分なサポート体制がとられています。
また、"One Firm Policy"の原則のもと、どのオフィスに入社したコンサルタントも、1年半に一度程度のグローバル・トレーニングに参加します。これらのトレーニングは、同時期に入社した他のオフィスの同僚とともに受けるため、知識・スキルの修得とともに、ネットワークを拡げる機会となっています。
語学研修
ビジネスアナリストとして入社予定の方には、内定後に英語力判定テストを受け、結果に応じて入社前の英語レッスンの受講などについてアドバイスをします。入社後も、希望者は定期的な英語研修を受講できます。
留学支援
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、ビジネスアナリスト出身者の海外MBA留学を、積極的にサポートしています(ジュニアアソシエイト、アソシエイトとして入社の場合は当制度の適用はありません)。
この支援制度に「定員」はありません。同期入社のうち決められた人数だけが派遣留学ができるという制度ではなく、「留学が将来のキャリア・アップに有用で、本人がそれを希望している」、そして「仕事において高い成果を上げてきた」ことが認められるビジネスアナリスト出身者全員が、支援を受けて留学することが可能です。留学に関しても、社内の仲間と相対的に競争する必要はありません。
ワーク・ライフ・バランス
リーディングカンパニーの経営者の課題解決支援という業務は、重責であり毎日定時に終わる仕事ではありません。しかし、コンサルタントに求められることは長時間働くことではなく、高いアウトプット(仕事の成果)を一定の時間内に出すことです。そのためには生産性を高めることが重要であり、マッキンゼー・アンド・カンパニーはコンサルタントのスキルアップのために充実した支援策を用意しています。
また、有給休暇の取得はもちろん、出産休暇や性別を問わず認められる育児休暇、介護休暇の制度も整っており、取得実績もあります。
「卒業後」について
様々な企業の経営に従事する者、自ら起業する者など、経営関連分野で活躍する者が多数を占めます。特に近年は、ベンチャー企業の部門責任者、プライベート・エクイティでの投資判断・経営指導職や、再生対象企業のマネジメント職など、経営のプロとしてのキャリアを選択するケースが多くなっています。
マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、退職者のことを「卒業生」と呼び、同窓会組織を作り、毎年定期的に同窓会を開催して旧交を温めています。この卒業生ネットワークは、一時でもマッキンゼーに籍をおいた者にとって、何事にも代え難い貴重な財産となっています。
卒業生の進路例
- 外資系企業の日本法人社長、経営メンバー、企画担当など
- 日本企業の経営メンバー、企画担当など
- 急成長企業のマネジメント
- 再生事業の責任者、CEOなど
- 起業
- Private EquityのManager、Director
- アカデミック(大学教授)
- 教育・公的機関およびNPOメンバー
- 他コンサルティングファーム日本支社長 など





